高校入試の国語の点数の取り方

国語の点数が上がらずにお悩みの中学生の皆さん、

「どうやって国語の点数を上げるにはどうすればよいのか?」

という質問をよく受けます。

学校や塾の先生でよくある答えとしては、

「本を読め!」と言われることが多いようです。

でも、どんな本をどれくらい読んだらよいのか不明確

ですし、入試までの期間が短い場合は、そもそも本を

読んでいる暇がないかも知れません。他にも勉強を

しないといけない教科もありますし…。

では、どうすればよいのか?

高校入試の国語の勉強に限定して言うと、

私のおすすめする方法は「本は読まないこと!」です。

どういうことかと言いますと、本を読まずに過去の

入試問題を使うのです。

過去問は高校側が厳選した文章の宝庫です。

過去問を活用することで効率よく言葉を知り

文章の筋を追っていく力が養われます。

読むときの注意点としては、論説文では段落ごとに

「結局、どういうことを言いたいのか?」

を書いてまとめていくとよいでしょう。

一文程度の簡単なものでも構いません。

また、物語文では、登場人物を挙げて関係を把握し、

「ある心情に至った原因となる出来事は何か?」

「どういう出来事の結果、どうなったのか?」

の2点を場面ごとにまとめていくとよいでしょう。

いずれにしても、読みながら自分の手を動かして

書くということが大事です。書くことはしっかりと

考える訓練になります。頭の中で考えているだけでは、

漠然とした考えがあるだけで、明確にはなりません。

要は、本を読まずに過去問を読んで、書いてまとめる

練習をするというのが、国語の点数を上げるための

第一のポイントです。1週間に1題でもよいですので、

自分で決めて継続して練習を行って下さい。

継続は力なりです。

ここまでは、過去問を読みまとめるときのことを

念頭に置いて入試国語の点数の上げ方を考えてきました。

次に、第二のポイントになるのですが、

「自分なりの解き方を身につけろ!」です。

国語の入試問題では、読む力だけではなく

解く力も問われます。

問題を解く上で注意してほしいことは、

出題者の意図を考えるということです。

「出題者は結局、何を聞きたくて問題をつくったのか?」

こうした出題者の意図を考えながら、問題を解く練習を

繰り返していくことで国語の点数は上がっていきます。

その際に、大事なことは自分なりの解き方を考え試して

いくことです。たとえば、選択肢の問題はまずは答えを

自分でまとめてから選択肢を見るといったようなことです。

問題ごとの解き方のパターンを考え試していき、

正答率の上がる方法を身につけていくことが、

国語の点数を上げるときのポイントです。

市販されている国語の問題集には解き方に詳しいものも

ありますので、自分なりの解き方を考え身につけていく

ときのひとつの参考にしてみるのもよいかも知れません。

こうして試行錯誤して身につけた自分なりの解き方は、

借り物ではありませんので、入試でも実戦的に

使えるものとなります。

以上、国語の点数を上げるためには、誤解を恐れずに

述べるならば大量の本を読むのではなく、過去問を読み・

まとめ・解く練習を繰り返すことだと考えます。

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