数学の文章題が苦手な生徒の指導手順①

古賀市の個別指導学習塾、明徳学館です。

一人ひとりを大切に古賀市内で15年

個別指導一筋で行っています。



中2のDくん。

これまで「文章題」は自分にはできないと、はなからあきらめていました。

連立方程式の計算問題が9割近くの確率でできるようになったので、今日は「文章題」に挑戦しました。

文章題ができない生徒の共通点は

・文字を数字のように扱えないこと

です。

そこでまずは、簡単な文章題からスタートしました。

1.「1個150円の緑のたぬきを3個と、1個250円の赤いきつねを2個買いました。合計でいくらになるでしょうか?」

Dくん。

スラスラと式を書いています。

150×3=450

250×2=500

450+500=950

合計 950円

こういった実際の買い物の計算は式を立てることができます。

次に、

2..「1個150円の緑のたぬきをx個と、1個250円の赤いきつねをy個、計5個を買いました。合計で950円になりました。個数と金額の2つの式を立ててみましょう。」

これは多少、私も立式のアドバイスをしましたが、無事に式を立てることができました。

x+y=5
150x+250y=950

計算問題は得意になっているので、あえてこの問題を解いてもらいます。

3.「上記の計算をして、個数をそれぞれ求めてください。」

Dくんはスラスラ計算をして答えを出しましたが、

x=3
y=2

を答えとしていたので、問題は計算をしなさいというのではないので、それぞれの個数として答えを書くようにアドバイスをしました。

ここで、実際に期末テストで出題された問題にアタックします。

4.「1個150円の緑のたぬきをx個と、1個250円の赤いきつねをy個、計20個を買いました。合計で3700円を払いました。緑のたぬきをx個、赤いきつねをy個買ったとして次の問いに答えなさい。」

(1)個数の関係から方程式を作りなさい。

Dくん、自信ありげに式を書いています。

「正解!」

(2)代金の関係から方程式を立てなさい。

Dくん。これも見事にクリアーしました。

(3)1と2の方程式を連立方程式として解き、それぞれの個数を求めなさい。

この計算になるとVくん、自信満々です。もちろん、

「正解!!」

でした。

ここまでやるとVくんは期末テストでは自分ではできないと思い込んでいた、そして期末テストでは手を出そうともしなかった連立方程式の文章題を見事に自力で解けるようになっています。

(次回へと続きます)

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